2009年10月 8日
"歴女"は生ぬるい?"歴士"が増加中!...好調の歴史雑誌も
歴史好きの女性(歴女)による「武将萌(も)え」など、武将をアイドルとしてとらえる"軟派"な風潮に疑義を唱える声がにわかに上がっているようだが。
お堅いイメージのある歴史雑誌が部数を伸ばしているほか、歴史好きが集うバーが人気を集め、真摯(しんし)で活発な歴史談義が交わされている。時代は「歴女」から硬派な「歴士」に取って代わるのか?
毎週水曜午後6時過ぎ。東京・神田小川町のバー「渡部商店」に、一見共通点のなさそうな老若男女が集まってくる。カウンターのみ15席ほどの店内は、歴史をめぐる話題でもちきりだ。
経営者の渡部麗(りょう)さん(35)によると、もともとごく普通のバーだったが、趣味が高じて約2年前から「歴史バー」として開放した。口コミやインターネットを通じて話題になり、各地から歴史ファンが訪れる名スポットとなっていった。
渡部さんは「ネットの普及もあって、歴史好き同士が交流する機会が増えている」と指摘。「歴女に対抗して、硬派な歴史好きを私は勝手に"歴士"と呼んでいる。萌えがきっかけでもいいと思うが、歴史は点ではなく線として続くもの。ブームとして消費してはいけない」と強調する。
出版不況のなかで、着実に部数を伸ばしている歴史雑誌もある。PHP研究所の月刊誌「歴史街道」だ。昭和63年の創刊時からしばらくは10万部台を維持していたが、一時は6万部台にまで落ち込んだ。しかし、平成16年に現在の編集長にバトンタッチすると"V字回復"を見せ、現在約12万部まで伸ばした。
このように落ち込んでいたはずだったのが、また回復し始めているというのだ。これからもまだまだ歴史好きが増えると思われるだろう。
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