<上期の倒産>4年ぶりにマイナス...中小・零細は高止まり

2009年10月 9日
<上期の倒産>4年ぶりにマイナス...中小・零細は高止まり

 

 東京商工リサーチが8日発表した平成21年度上期(4~9月)の倒産件数(負債額1千万円以上)だが。

前年同期比1・6%減の7736件で、上期としては4年ぶりに前年を下回った。負債総額も同71・0%減の2兆5029億3400万円と大きく縮小した。

昨秋のリーマン・ブラザーズ証券のような大型倒産がなかったことに加え、緊急保証制度や公共工事の前倒し発注など政府の景気対策の効果もあったとみられる。ただ、小規模企業の倒産は高水準で、今後は政府が成立を急ぐ中小企業の債務返済を猶予するモラトリアム法案なども影響しそうだ。

上場企業の倒産も5件にとどまり、前年同期の17件から大幅に減少。日銀による手形の一種であるコマーシャルペーパーの買い取りをはじめとする大企業向け金融支援などで、資金繰りが改善したとみられる。

同リサーチ情報部の友田信男統括部長は「大企業や中堅企業の倒産は沈静化する一方、小規模、零細企業にシフトしてきている」と指摘した。

事実、資本金1千万円未満の企業(個人企業含む)の倒産は同5・4%増の3743件。従業員5人未満の企業の倒産も15年以降では最多の4767件だった。

今後、倒産件数は減っていくのだろうか。注目されるだろう。

参照元
上期の倒産、4年ぶりにマイナス 中小・零細は高止まり (1/2ページ)

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